
西洋薬とはどう違うのですか?
また、漢方薬はどんな病気に向いていますか?

西洋薬(新薬)は、人工的に化学合成された物質がほとんどです。多くは一つの成分で構成されていて一つの疾患、症状に強い薬理作用を示します。
それに対して漢方薬は自然の生薬を使用しています。一つの処方は原則として二種類以上の生薬で構成されて、多くの成分を含んでいます。いろいろな症状に対応することができます。病院で検査をしても異常がないのに自覚症状がある、原因がわからない慢性病、アレルギーなど体質のからんだ病気、虚弱者や高齢者には漢方薬が向いています。

どのくらい服用を続けると効果を実感できるの?

漢方薬は治るまでに時間がかかるとよくおもわれがちですが、決してそうではありません。
証さえあえば、効果を実感するのはとても早いです。

漢方薬にはどんなものがあるの?

漢方薬の大部分は生薬を煎じた煎じ薬です。そのため漢方薬は煎じ薬しかないと思っている人もいますが、その他に丸薬・粉薬・錠剤・塗り薬・液剤・ねり薬があります。
現在では多くの漢方薬を便利なエキス剤・エキス錠として作られています。
メーカーによっても差が有ります。証をきちんと把握して、自分のからだに合ったものを使用することがとても大切です。
まずはご相談下さい。

漢方薬は価格が高い?

漢方薬というと高価なイメージを持つ方とても多いですが、一部の健康食品のような驚くような価格ではありません。
一日分300円~500円+税で、症状により3,4日で効果のあるものもあれば、慢性病になりますと1ヶ月単位で考えます。薬は一週間分ずつお作りします。